間伐材とは?間伐の必要性・森林とSDGsの関わりを理解しよう

間伐材とは?間伐の必要性・森林とSDGsの関係

間伐というと、不要な木を切ることというイメージを持つ方も少なくないでしょう。しかし、実際は環境を守るために大きな役割を果たしています。また、SDGsの達成には森林や間伐が関係しており、SDGsに貢献できる方法として間伐材の活用が挙げられます。

こちらでは間伐材とは何か、なぜ間伐が必要なのかという基本的な疑問にお答えします。また、間伐材の利用とSDGsとの関連性を解説します。

間伐材とは?なぜ間伐が必要なのか

森林の間伐はなぜ行われているのでしょうか。間伐は森林を守るために必要な作業ですが、その理由を正しく理解している方はそれほど多くありません。

こちらでは間伐材に関する基本的な情報と、間伐が必要な本当の理由をご紹介します。間伐では何を行うのか、間伐の必要性を正しく理解していただければ幸いです。

基本情報

間伐の基本情報

森林の木は、成長するにつれて徐々に木と木の間隔が狭くなっていきます。そうなると太陽の光を十分に浴びることができず栄養も足りなくなるため、健全な木へと成長することができなくなります。

そこで行われるのが間伐で、健全な木材を育成するためには欠かすことのできない作業です。この間伐によって切り取られたものが間伐材となります。

間伐にはいくつかの方法があるため、間伐材にも無垢材で使用できるような優良な木もありますが、その多くは生育が遅いものや傷ついたものです。このような間伐材は薪や割り箸、バイオマス燃料、コピー用紙などに再利用され、身近なところで活用されています。また、集成材としてより優れた材木へと生まれ変わり、家屋の建築現場などで利用されることもあります。

今や、間伐材は私たちの生活に欠かせない大切な資源となっています。

なぜ必要なのか

間伐が必要な理由について

間伐が必要な理由として以下のことが挙げられます。

1.健全な木を育てるため

健全な木を育てるためには間伐が必要です。木を大きくまっすぐ育てるために必要なのが太陽の光ですが、木が大きくなると木同士の距離が近くなり、十分に日光を浴びることができなくなります。すると栄養状態が悪くなり、台風などで枝が折れたり、病気や虫食いの被害に遭うこともあります。

スギやヒノキなどの針葉樹は、人工林として人の手によって苗木を植えることが多く、ある程度密集した状態で植えることによりまっすぐ育ちやすくなるという性質を持っています。しかし、成長に応じて適切に間伐を行わなければ、順調に生育していても途中で生育が遅れたりして、木材としての品質を下げることにつながります。また、人工林の場合に植える苗木は植栽の時点ではどう成長するかを予測することはできません。そのため、一定数を植えて成長の様子を伺い、健全な木へと成長できるものを残すという間伐の作業が必要になるのです。

2.栄養豊富な土壌を作る

間伐を行えば、残された樹木だけでなく地表にも十分な陽光が入ります。そのため、草や低木が育ち、地表の土が雨や風から守られます。また、枯れた草木が肥料となり、栄誉豊富な土壌が保たれ、より健全な木が育ちやすい環境が作られることになります。

3.二酸化炭素を吸収する

間伐によって活性した樹木や草、低木などが二酸化炭素を吸収し、地球温暖化の防止にも貢献しています。

間伐材の利用がSDGsへの取り組みとなる!

最近話題の「SDGs」という言葉を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。SDGsは2030年までに達成すべき世界が掲げた目標で、私たちの生活にも関係しています。

こちらではSDGs(持続可能な開発目標)とはどのような目標なのかを具体的にご紹介します。また、SDGsと間伐材や森林との関連性についても解説します。目標達成のために間伐が必要であることやご自身ができるSDGsの取り組みを知り、間伐材の利用をぜひ前向きにご検討ください。

持続可能な開発目標

SDGsの文字

今話題となっているSDGsとは、「Sustainable Development Goals」を略したもので、「持続可能な開発目標」という意味です。これは、2015年に達成期限を迎えた「MDGs」に取って代わる新しい目標で、2030年までに国連に加盟する193ヶ国が達成することを約束した目標です。

MDGsでは、「極度の貧困と飢餓の撲滅」や「初等教育の完全普及の達成」など、先進国が途上国を支援する内容がほとんどでした。それに比べてSDGsは、「誰ひとり取り残さないことを目指し、先進国と途上国が一丸となって達成すべき目標」を掲げているという特徴があります。

SDGsを達成するために具体的な17の目標を掲げていますので、それぞれを以下の表でご紹介します。

目標 内容
1 貧困をなくそう あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
2 飢餓をゼロに 飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
3 すべての人に健康と福祉を あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
4 質の高い教育をみんなに すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
5 ジェンダー平等を実現しよう ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
6 安全な水とトイレを世界中に すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
8 働きがいも経済成長も すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する
9 産業と技術革新の基盤をつくろう 強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る
10 人や国の不平等をなくそう 国内および国家間の格差を是正する
11 住み続けられるまちづくりを 都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする
12 つくる責任 つかう責任 持続可能な消費と生産のパターンを確保する
13 気候変動に具体的な対策を 気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
14 海の豊かさを守ろう 海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
15 陸の豊かさも守ろう 陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る
16 平和と公正をすべての人に 持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する
17 パートナーシップで目標を達成しよう 持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

1~6の目標は、主に途上国への支援内容となっています。しかし、先進国である日本においても格差が進み、7人に1人が貧困であるといわれています。また、ジェンダー平等に関しても低い水準にあり、途上国だけの問題ではないことがわかります。

7~12の目標は、エネルギー問題や経済成長など、どの国にも関連する内容となっています。「7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに」と「11.住み続けられるまちづくりを」は、間伐材の活用とも関連する重要な目標です。

13~17の目標は、気候変動や環境保全など世界的な問題と関係しています。「13.気候変動に具体的な対策を」と「14.海の豊かさを守ろう」と「15.陸の豊かさも守ろう」は間伐材とも深い関係があります。

このようにSDGsには17の目標と、さらに細かい169のターゲットが設定されています。SDGsがこれほど話題になっているのは、それだけ重要なことであり、2030年までにどうしても達成しなくてはならない目標であるということの表れです。

森林と持続可能な開発目標の関係

積み上げられた間伐材

間伐が森林を守るために必要不可欠なものであることは、先程のご説明でおわかりいただけたと思います。

SDGsの17の目標のうち、「7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに」「11.住み続けられるまちづくりを」「13.気候変動に具体的な対策を」「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」は森林や間伐材の活用にどのように関係しているのでしょうか。

まず、森を守ることは「11.住み続けられるまちづくりを」と直接結びついています。また、森林には二酸化炭素を吸収する働きや、水質をきれいにする機能などがあるため、「13.気候変動に具体的な対策を」「14.海の豊かさを守ろう」と関係しています。さらに、間伐材を活用した商品の開発や利用は「15.陸の豊かさも守ろう」に、木質バイオマスによる電気などのエネルギー発電は「7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに」につながります。

このように、SDGsの目標と森林や間伐材は深く関係しています。森林は正しい間伐を行うことで再生できる循環型の資源なのです。

地球や人に優しく、これからよりニーズが高まる間伐材を活用した備蓄木をご提案

間伐が必要な理由などがわかり、間伐材の必要性や間伐材がSDGsの達成に果たす役割の大きさを十分に感じていただけたと思います。これから間伐材のニーズがより高まることはほぼ間違いないでしょう。

日本森の十字社では、環境保全に有効な間伐材を利用した備蓄木サイクルを通じて「Re Generative Action(地球再生行動)」に取り組んでおります。「Re Generative Action(地球再生行動)」は、SDGsに対して具体的で実行可能な行動を示したスローガンであり、2030年までにCO2の7割減を目指して活動を行っていきます。

備蓄木を通じて多くの方に森に対する関心を持っていただき、「備蓄木ステーション」を普及させることで「地球の再生(土壌の再生)」「森林の再生(微生物の再生)」「まちの再生(人類の再生)」を実現いたします。

地球のために、未来の子どもたちのために間伐材の利用をお考えの方は、ぜひ日本森の十字社の備蓄木をご活用ください。正しい薪の使い方のアドバイスやまとめ買いなどにも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

間伐材を活用した商品をご提案!日本森の十字社までご相談ください

法人名 一般社団法人日本森の十字社
JAPAN FOREST CROSS(JFC)
所在地 〒511-0518 三重県いなべ市藤原町坂本1243
電話番号 0594-46-5115
メールアドレス support●bichiku-boku.jp(●には@が入ります)
営業時間 9:00~16:00
お申し込みWEB上にて24時間受け付けております。
定休日 土・日・祝日
設立 2019年3月28日
URL https://bichiku-boku.jp/

BICHIKU-BOKU
ブログ
Activity Report

ブログ一覧

お問い合わせ
contact us

まずはお気軽にお問い合わせ下さい! まずはお気軽にお問い合わせ下さい!

ご意見・ご質問や見学のお申し込み等、お電話もしくはWebより
お気軽にご相談下さいませ。

0594-46-5115