間伐材を活用!再利用した商品や地域貢献の事例・針葉樹の特徴を解説

間伐材を活用した商品や使用事例・針葉樹の特徴

間伐材といっても、丸々1本の木を使用することはあまりありません。その多くは集成材として加工されており、あなたも気づかないうちに利用しています。

こちらでは間伐材を再利用した商品をご紹介しますので、間伐材をより身近に感じ、その便利さを知っていただければと思います。また、間伐材を再利用した地域貢献の事例や針葉樹の特徴についても解説します。間伐材がもたらす良い影響や利用するメリットなどがわかり、ご自分の生活にも間伐材を利用しやすくなるでしょう。

日本森の十字社では、間伐材を有効活用した「備蓄木」を通して地域の活性化、地域全体の防災力の向上に取り組んでおります。間伐材に関心をお持ちでしたら、ぜひ日本森の十字社のホームページをご覧ください。

間伐材を活用した身近な商品をご紹介!

間伐材と言われてもあまりピンとこないかもしれませんが、実は身近なところで再利用商品として活用されています。

こちらでは、間伐材を活用した身近な商品をご紹介します。また、特に注目されている間伐材の再利用商品「ペレット」についても解説します。これまで知らなかった間伐材の特徴や魅力を理解し、ぜひご活用ください。

再利用で開発された製品例

間伐材を活用した身近な商品

優良な間伐材は無垢材として家屋などの建築現場で使用されています。しかし、すべての間伐材が無垢材になるわけではなく、一部の間伐材は加工されて集成材になり再利用されています。

こちらでは、間伐材を再利用した商品例をご紹介します。

1.パーティクルボード

木材を一度チップのサイズに小さくカットし、それを固めて作るのがパーティクルボードです。家具や家電、建材の一部に利用されています。パーティクルボードに再利用することで、サイズが異なる間伐材でも加工しやすくなります。また、固めるチップの量や密度を調整することで、好きなサイズや必要な密度に調整することも可能です。

2.ファイバーボード

ファイバーボードは、主に間伐材の樹皮の部分を繊維レベルにまで細かくカットしたものを利用し、パーティクルボードと同じ手順で作られます。圧縮の度合いを自由に調整できるため、低くすればボードよりも柔らかいものができあがります。間伐材には断熱や防音の機能があり、湿度をコントロールする性質もあるため、カビや結露を軽減する効果があります。そのため、ファイバーボードは住宅用建材として広く使用されています。

3.工作材・文房具

工作材や文房具なども間伐材を再利用しています。工作材で代表的なのが粘土で、おがくずを加工した再利用素材とのりがあれば簡単に粘土を作ることができます。身体に優しい素材を使用して作られているので、子どもに安心して与えることができます。

文房具では、ビジネス用の名刺やはがき、封筒などが挙げられます。また、最近注目されている木のはがきも間伐材を再利用した商品です。これらの文房具は、間伐材を紙パルプの原料の一部として使用しており、コピー用紙やカラー用紙などを作ることもできます。

4.生活用品

間伐材を再利用している商品の中でもっとも身近なのが生活用品です。具体的には以下のような商品です。

  • 割りばし
  • リップ式コーヒーの紙コップ
  • 紙袋
  • うちわ
  • 木製の皿
  • トレーなど

間伐材は私たちの生活に不可欠なものであることがおわかりいただけるでしょう。

5.カートカン

カートカンとは間伐材を原料にした紙で作った缶のことで、飲料水の容器として使用されています。特徴は、飲料の味や香りを損ねない無菌充填包装ができることと、ホットでも使用できることです。また、コーンスープやココアなどのやや粘度のある飲料にも使用できます。使用後は紙パックと同じように再利用できるので環境に優しく、今後より活用される商品となるでしょう。

ペレットとは?

間伐材を再利用した商品「ペレット」

間伐材を再利用した商品は様々な種類がありますが、最近特に人気を集めているのがペレットです。

ペレットとは、間伐材などを一度細かく砕いて集め、扱いやすい大きさに固めて作った燃料のことです。ストーブなどの燃料として使用されています。このペレットが人気になっている理由は主に3つあります。

ペレットはカーボンニュートラルで環境に優しい商品です。ペレットを燃料として使用すれば二酸化炭素が発生します。しかし、排出される二酸化炭素の量は、樹木が成長の過程で吸収する二酸化炭素の量とほぼ変わらず、二酸化炭素の収支は実質ゼロとなります。また、ペレットの灰を土に戻せば新しい木が育つのを助けて二酸化炭素の吸収につながるので、この一連の流れは植物のライフサイクルの循環に過ぎません。

2つ目の理由は、取り扱いが容易で着火しやすいからです。ペレットは大きな薪などと違い、購入時にはすでに小さな円筒状に加工されています。そのため、運搬や取り扱いが容易で、しっかりと乾燥しているので着火のスピードが早いのも特徴です。

3つ目の理由は、発熱量が大きいことです。ペレットはチップや薪などに比べて含んでいる水分量が少なく圧縮されているので、燃焼効率が高いのも魅力です。

間伐材が再利用されている事例や針葉樹の特徴

間伐材の活用は環境に優しいだけではなく、他にもメリットがあります。ここからは、間伐材を再利用して地域に貢献している事例をご紹介します。間伐材がもたらす様々な恩恵を知ることができる有益な情報です。

また、間伐材に多い針葉樹の特徴についても解説します。間伐材を活用する上で針葉樹のメリットを理解していただければ幸いです。

自治体による再利用の実例

間伐材が再利用されている事例をご紹介

間伐材の利用は製品の商品化だけではありません。間伐材はバイオマス燃料としても利用され、環境に優しいだけではなく様々な恩恵をもたらしています。

こちらでは、間伐材を再利用したバイオマス発電に取り組んだ自治体の事例をご紹介します。

バイオマス発電とは、間伐材などを燃焼する際の熱を利用して発電することです。

1.岡山県真庭市の事例

岡山県真庭市は面積の約80%が森林からなり、特にヒノキは材質に優れ、約30社の木材加工業者が存在します。そのため、十分な間伐材が確保でき、これを有効利用できないかと考えた結果、2015年にバイオマス発電を導入しました。

初年度は、一般家庭の電力使用量に置き換えると22,000世帯分に相当する7,920万kWhを発電しました。真庭市の総世帯数は18,000世帯程度なので、十分な量を発電できたことがわかります。売電による1年間の収入は23億円にものぼります。

この事業を取り入れたことにより、発電所は地元のスタッフが15人程度雇用され、売電によって得られた収入は人件費や地域事業に還元されています。また、間伐材を提供する業者にも仕入れ料が支払われるため、地域全体が潤い、間伐材を有効に活用できている事例であることがわかります。

2.福島県会津若松市

福島県会津若松市は、2013年には「スマートシティ会津若松」を策定し、その一環として「エネルギーの地産地消」に力を入れています。これまで会津若松市では、間伐材は森林に残置されてきました。なぜなら、間伐材を搬出する経路の整備が不十分であったり、伐採費用を回収できないためです。

しかし、2012年から会津若松市が間伐材の搬出支援を始め、これにより間伐材が広く活用されるようになります。特に大きな影響を与えたのが「株式会社グリーン発電会津」という会津若松市にある企業で、木質バイオマス発電を始めたことで「エネルギーの地産地消」が一気に加速しました。

この会社では、木質バイオマスで発電した電気を電力会社へ売電しています。そこから一般家庭などに電気が供給される仕組みになっています。また、2014年からは市も木質バイオマス発電による電気を5つの市有施設へ供給する取り組みを始めました。また、市は間伐材の搬出を継続して支援し、木質ペレットの普及を市民に呼びかけるなど、木質バイオマスの利用を積極的に推進しています。

会津若松市では、2010年から2023年の間に、未利用の間伐材を用いたバイオマス発電の利用率を20%引き上げることを目標としてきました。その結果、2014~2016年には利用率が35%前後に上がり、2019年までに目標の20%に到達し、目標を前倒しで達成したのです。

会津若松市のバイオマス発電事業は、豊かな資源に着目した市がもたらした成功事例です。地域が活性化するとともに、環境に優しいまちづくりを目指すスタイルは、他の自治体の模範ともなるべき優れた取り組み事例といえるでしょう。

針葉樹の特徴とは

針葉樹で薪を作る様子

間伐材の多くは針葉樹で、3つの特徴があります。

1.乾燥が早く持ち運びが容易

針葉樹は広葉樹に比べて乾燥するスピードが早いのが特徴です。早ければ、春に薪を作ってもその年の冬には焚くことができるほどです。ある研究結果によれば、5月末に作った薪を乾燥させた場合、針葉樹は約2ヶ月で含水率が20%以下にまで低下しましたが、広葉樹であるナラの木は薪として使用できるレベルにまで含水率が低下しませんでした。また、針葉樹は軽いのも特徴で、持ち運びが楽で利用時の便利さも魅力となっています。

2.発熱量が多い

針葉樹と広葉樹の発熱量の違いに関する研究も行われ、同じ条件で10キロの薪を燃やした際に得られる発熱量の違いは以下のとおりです。

  • 針葉樹(アカマツとカラマツ)の場合
    発熱量は約78MJ
  • 広葉樹(ナラの木)の場合
    発熱量は63MJ

このような差が出たのは、先程もご紹介したように、木が含む水分の量が関係しているといわれています。つまり、針葉樹の方が含水率が低いため、発熱量が多くなります。

3.比較的価格が安い

針葉樹の薪は、一束500円前後で購入することができます。広葉樹は針葉樹の約1.5倍程度の価格となるため、針葉樹の方が利用しやすく人気があります。ホームセンターやキャンプ場などで売られている薪のほとんどは針葉樹であり、私たちにとってより身近で利用しやすいといえるでしょう。

森林再生につながる間伐材を利用した備蓄木は日本森の十字社へ

間伐材を利用した商品や事例は意外と身近にあることがわかり、間伐材に親しみを覚えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、間伐材は環境に優しい燃料であり、利用する価値があることもおわかりいただけたはずです。

日本森の十字社では、大切な資源である間伐材を利用した「備蓄木」を販売しております。燃えやすく扱いやすいので焚き火や非常時に活用でき、森林再生における持続可能なサイクルの構築にもつながります。

環境に配慮した燃料への切り替えを検討されている方は、ぜひお問い合わせください。

森林再生につながる間伐材を利用した備蓄木は日本森の十字社へ

法人名 一般社団法人日本森の十字社
JAPAN FOREST CROSS(JFC)
所在地 〒511-0518 三重県いなべ市藤原町坂本1243
電話番号 0594-46-5115
メールアドレス support●bichiku-boku.jp(●には@が入ります)
営業時間 9:00~16:00
お申し込みWEB上にて24時間受け付けております。
定休日 土・日・祝日
設立 2019年3月28日
URL https://bichiku-boku.jp/

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