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毎日の買い物で探してみよう!身近な「モノ」でもしもに備える減災対策とは

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「えいようかん」井村屋株式会社

「備蓄食は普段使わないから買いにくい」
「備蓄用の水とか食べ物は、使用期限を過ぎると捨てなきゃいけないから買いたくない」
「でももしもの災害に対して何もしないのは不安」
そうお考えの人も多いのではないでしょうか。

確かに備蓄食や備蓄水は高価で使用期限もあるため、手を出しにくいという気持ちはよくわかります。

そんなあなたに知っておいて欲しいのが、以下2つの考え方です。

  • 「毎日のちょっとした工夫で、備蓄食は簡単に取り入れられる」
  • 「備蓄食は日常でも使える」

これは「減災(げんさい)」という考え方の一つで、この考え方から物事を見ると、私たちの身近には想像以上にたくさんの備蓄食があることがわかりますよ。

この記事を読んで、毎日の買い物など何気ない行動からでもできる減災対策を探してみてください。

そもそも「減災」ってなに?

阪神・淡路大震災記念「人と防災未来センター」

日本はその性質上地震の脅威にさらされやすく、減災の重要性が高い国です。

「そもそも減災と聞いても防災とどう違うのかよくわからない」
という人も多いですよね。

「防災」とは「災害で被害を出さないようにする」という考え方のことです。

「防災」という考え方は災害が起きた後の行動がその中心となっており、災害の前に備えることの重要性はあまり問われていませんでした。

これに対して「減災」とは災害時の被害はすべて防げなくても、日頃の備えで減らせるという考え方です。

災害が起きる前、起きた直後、その後の対応、それぞれの段階で被害を少しでも小さくすることを目的にしています。

例えば、以下のような行動が減災対策に該当します。

  • 災害時に使う備蓄食を日常時に活用し、使い方を知る
  • 普段使う食品で災害時に備える

「でもどうやって実践するのか、まだピンとこない」
そもそも減災について意外と知らない人が多いので、そう感じる人も多いのではないでしょうか。

次に実際にどうやって備蓄食を日常で使うのか、普段使う食品をどうやって備蓄食として活用するか、詳しく解説します。

備蓄食をいつもの暮らしでどうやって使うの?

「備蓄食は災害時に食べるもの」というイメージを持つ人も多いかと思います。

しかし、実際には災害時のような非常時ではなく、日常でも便利に使えるんですよ。

備蓄食は「災害時にしか使わないもの」というイメージが強く、「どう使ってよいかわからない」という気持ちはよくわかります。

しかし、備蓄食は日常でも使えるものが多く、一度使ってみるとその便利さに気がつきますよ。
備蓄食を日常で使うおすすめの方法としては、以下の方法があります。

  • 毎日のちょっとした緊急時に使う
  • 「備蓄食」を食べてみる

これらの使い方であれば、備蓄食を日常でも無理なく使えますよ。
次でその具体的な使い方について解説します。

毎日のちょっとした緊急時に使ってみよう

備蓄食の活用方法として、毎日のちょっとした緊急時に使う方法があります。

「ちょっとした緊急時とはどういうことかわからない」なんて場合には、以下のようなときに使ってみるとよいでしょう。

  • 赤ちゃんにミルクをあげたいけれど、忙しくて準備する時間が惜しい
  • お出かけしているときに急に赤ちゃんが泣き出してしまった
  • 帰りが夜遅くなってしまい、ご飯を作る時間も気力もない

このようなタイミングで備蓄食は活躍します。

赤ちゃん用の備蓄食には、お湯がなくてもほ乳瓶に移すだけで使える「液体ミルク」があります。

「赤ちゃんミルク」江崎グリコ株式会社 

「らくらくミルク」株式会社 明治 

これらの商品は紙パックや缶に特殊な加工が施されているため、長期間にわたり備蓄できます。

折りたたみができ、持ち運びやすい「ほ乳ボトル」もあります。

おでかけ用ほ乳ボトル「chu-bo!(チューボ)」相模ゴム工業株式会社 

折りたたみができれば、災害時じゃなくてもほ乳瓶をコンパクトに持ち歩けますよね。

このような備蓄食を毎日の忙しいとき、疲れてちょっと大変なときに使ってみませんか?

液体ミルクをはじめとして、備蓄食はこうした忙しいときにかかる負担を軽減してくれますよ。

備蓄食を実際に使って使い方を知っておかないと、いざ必要なときに使い方がわからないというケースは少なくありません。

もしものときに備えて、その使い方を確かめてみましょう。

実際の使い方や準備するものについては以下のリンクを参考にしてください。

「災害時に備えて」 株式会社明治

これ以外にも備蓄食や備蓄品は毎日の生活にあると便利なものも少なくありません。

「毎日の生活で役に立たないか」という観点で調べてみるのも楽しいですよ。

「備蓄食」は食べてみても美味しい!

備蓄食はレトルト食品のような感覚で食べることができます。

こう言うと、「備蓄食は美味しくないから、わざわざ食べたくない」そう考える人もいるのではないでしょうか。

しかし最近の「備蓄食」は味のクオリティ、ラインナップの両面で満足いくものも多いんですよ。

例えば、「IZAMESHI(イザメシ)」(杉田エース株式会社)は、「きのこと鶏の玄米スープごはん」のように、備蓄食には見えないおしゃれなデザインと、思わず食べてみたくなるラインナップが魅力です。

ご飯だけではなく、「トロトロねぎの塩麴チキン」や「りんごが決め手の生姜焼き」などのおかずや、汁物などの種類もあります。

「備蓄食は味が不安」という方も、まずは一度試してみてください。

「備蓄食」ということを忘れるほどのクオリティにきっと驚きますよ。

あなた好みの備蓄食、探してみるときっと見つかりますよ。

普段使っている「モノ」とやっている「スキル」が役に立つ

「Ca va?(サヴァ)?缶」『元気ですか?』/岩手県産株式会社

「備蓄品はお金がかかるから、ちょっと買えない」
そんな方におすすめしたいのが、毎日使っている「モノ」や「スキル」を少し工夫することです。

毎日買っている「モノ」や、遊びや仕事でやっている「スキル」が、災害時に役に立つことって実はたくさんあるんですよ。

ここでは実際にどんな「モノ」や「スキル」が活用できるのか、詳しく紹介します。

自販機で買う水も「備蓄水」に

防災・防犯ラジオ付き自動販売機「飲む防災 飲む防犯」株式会社鈴鹿コミュニティー

自販機で購入できる水も「備蓄水」として活用できるんですよ。

上記の画像にある防災・防犯ラジオ付き自動販売機もその一つです。
この防災・防犯ラジオでは災害時の情報伝達だけではなく、不審者の目撃情報などの防犯情報を流してくれます。

自販機以外にも、最近では商品に備蓄食として使える、「備」の文字が入っているものも増えてきました。

レトルト食品などの食品や毎日使う日用品など、スーパーやコンビニで簡単に手に入るものもたくさんあるんですよ。

例えば備蓄できる「モノ」の例としては、以下のものがあげられます。

  • レトルト食品    ⇔ びちくしょく
  • ペットボトルの水  ⇔ びちくすい
  • かみオムツ     ⇔ びちくトイレ
  • ウェットティッシュ ⇔ びちくすいどう
  • アルコール手指消毒剤⇔ びちくせっけん
  • モバイルバッテリー ⇔ びちくでんげん

災害時には、普段使っているものの多くが使えなくなります。

しかし、「びちく〇〇」としてこれらの「モノ」を備蓄しておけば、いざというときにも困ることが少なくなりますよ。

これらの「モノ」は日常的に使い、ある程度保存もできるため、少し余裕を持って買っておけば、使用期限を意識する必要もあまりありません。
普段の買い物でちょっと備蓄しておくだけで、「いざ」という時に必ず役に立ちますよ。

備蓄食などは備蓄しやすいよう特殊な包装や加熱処理がされているため、どうしても通常のものと比べると価格が高くなってしまいます。

「備蓄はハードルが高い!」

そんな方は普段の買い物で「びちく○○」、ぜひやってみてください。

遊びや仕事も備蓄として

日常の〈遊び〉や〈仕事〉のスキルって災害時に役に立つものがたくさんあります。

例えば以下のようなスキルも「びちく〇〇」として活躍しますよ。

  • バーベキューなどでの火起こし  ⇔ びちくはつでん
  • キャンプ時のテント設営     ⇔ びちくだいく
  • 校外学習での「はんごうすいさん」⇔ びちくすいはんき
  • ガードマンの交通整理      ⇔ びちくしんごうき

「こんなことが何の役に立つの?」と疑問かもしれませんが、これらは災害時に有ると役に立つものばかりです。

これらはほんの一例ですが、これ以外にも災害時に役立つスキルはたくさんあります。

大したことないと思われるようなスキルでも、災害時に使えるものは必ずあるものです。

毎日の生活の中で、災害時に使える「スキル」がないかイメージをしておきましょう。

そうやって「日常生活の内から災害に対してイメージをしておくこと」が減災に直結します。

まとめ

この記事では、「備蓄」を実際に実践する方法について、以下の流れでお伝えしました。

  • 備蓄品を日常生活で使う方法
  • 日常生活の行動で災害時に役に立つ「モノ」や「スキル」

備蓄品は毎日の生活で役に立つものがたくさんあり、逆に普段生活で使っている「モノ」や「スキル」も災害時に役立ちます。

ただし「実際に備蓄食や備蓄水を準備すればあとは問題ない」というわけでは決してありません。
なぜなら実際にどう使うか、他にどんなものが必要なのか、自分の頭で考えて実行できなければ意味がないからです。

日本森の十字社では、今後減災を身近に体感し、考えるきっかけづくりとして、「まき割り」「火起こし」「実際にどう備蓄食を使うか」ということを楽しみながら考えられるイベントを企画しております。

ぜひご参加ください。

 

災害時「暖(だん)」「明かり」「炊き出し」に役立つ「備蓄木(びちくぼく)」をとおして、森の保護と減災対策をつなげる「びちくぼくプロジェクト」を行なっております。

今後も皆様のご協力・ご声援よろしくお願いいたします。

「びちくぼくプロジェクト」とは? 」

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